74期司法修習生のたこやきです。
今年はコロナウイルスの影響で、導入修習がオンラインで行われています。オンライン修習がどのような雰囲気なのかご存じない方も多いのではないでしょうか?
感染拡大が続いた場合、75期の司法修習もオンラインで行われる可能性もあります。本日は、司法修習生として、オンライン修習を通じ感じたことや皆さんが気になっていそうなことをまとめたいと思います。
時間・スケジュールは?
原則的に修習は、9時50分から16時50分の間で行われます。お昼には1時間の休憩時間があるため、授業が行われる時間は6時間と、一般的な企業の勤務時間と比べると比較的短めです。
また、オンライン修習だと和光まで通う時間も不要であるため、毎日9時ごろまで寝ることができます(笑)。
どんな形式で行われているの?
導入修習は、Teamsを用いて行われています。講義形式で授業が行われ、修習生はミュートで参加します。教官が修習生を指名した場合にのみ修習生はミュート設定を解除し、発言を行うのが一般的です。
また、Teamsでグループディスカッションを行うことも多く、事前に指名された修習生がグループを作り、自由に議論を行うことができます。
オンラインではありますが、カメラをオフにして議論に参加しないような修習生に遭遇したことはなく、スムーズに議論が行えている点はよかったです。
予習・復習は必要?
予習が必要な授業は多く、グループディスカッションを行う上で事前に指定された記録を熟読する必要があります。ただし、オンライン修習では修習後の飲み会などもないため、時間的な余裕は十分にあります。
復習の必要性を感じるのは、集合修習が始まってからなのかなと感じました。ただし、Teams上で講義は録画され、共有されているため、例年よりも復習がしやすい環境が整っている点は助かります。
修習生間の交流はあるの?
オンライン修習のため、やはり修習生間での交流は少なく、交流の機会はグループディスカッションや一度行われたオンライン懇親会のみという方が多いと思います。
私自身、元から知り合いだった方を除き、すべての修習生に敬語で話しかけています。修習生間でプライベートな話をする機会が少なく、距離を詰めるのが難しいなあと日々感じています(笑)。
僕の所属する修習地では、趣味ごとにグループラインが作られたりと、少しづつ距離が縮まっているような感覚があるので、5月以降の実務修習が楽しみです。
服装はどうしたらいい?
服装は初日こそスーツの方が多かったものの、徐々にカジュアルな服装の方が増え、ここ最近の体感では、私服の方が6割、ワイシャツ(ノーネクタイ)の方が3割、スーツの方が1割といったところではないかと思います。
教官の方々も、修習生の服装について指摘することは全くありません。ですので、服装は原則的に自由だと思います。
カメラオンでの参加は必要?
通信環境によっては、カメラをオンにした状態だとTeamsの動作が遅くなることがあるようです。
そのため、当初原則カメラオンで参加するように指示されていた授業でも、最近はカメラオンで参加する方は少なくなったように感じます。私が所属するクラスでは、指名された際のみカメラオンにして、普段はカメラを切っている方が多いです。
この点についても、通信環境の都合上、教官の方々がカメラをオンにするよう求めることは全くありませんでした。
まとめ
以上、オンライン導入修習のご紹介をしました。オンラインだと時間的体力的余裕があり、学習面での効果も十分にあると感じられるものの、修習生同士の交流が難しいという一面もあるように感じました。
導入修習もいよいよ後半になり、GW明けには実務修習が始まります。今後も、司法修習についての体験談をシェアしていくので、是非楽しみにしていてください!