4、5月にかけて、多くの法律事務所でサマクラの募集がかけられています。
サマクラに不安を募らせている方も多いのではないでしょうか?本日は、私たこやきと、弁護士学園執筆者のあくねさんの2人で、サマクラで高評価を得る秘訣やその他、サマクラで注意すべき点についてじっくりと対談しました。
サマクラで高評価を得るためには?
たこやき:
サマクラの日程が近づいていますね。あくねさんはいくつかの事務所のサマークラークに参加しているそうですが(*)、短いサマクラの期間で爪痕を残し高評価を得るためにどのようなことを意識していましたか?
あくね:
一番は各事務所のリクルートのスタイルを知ることだと思います。私は、ロースクールの友人や先輩と情報共有し、リクルートを担当する先生には積極的に自己アピールをするよう努めていました。
たこやき:
確かに、事務所によって、一人のリクルート担当の先生がいる場合や、複数のリクルートの先生すべてと顔を合わせることになる事務所など様々ですよね。
僕は、事務所によって求める人物像や描く弁護士像が異なるように感じたため、事務所に合わせて志望動機や弁護士像を微調整してサマクラに臨んでいました。
あくね:
それも大事ですね。結果的として素の自分を評価してくれる事務所に入所できるのが一番ですね。
*詳細【ロー生向け】サマークラークの応募、3つのポイントについて
「課題の出来栄えは評価対象ではない」は本当か?
たこやき:
次は課題についてです。よくサマクラでは課題の出来栄えは評価対象ではないといわれますが、本当なのでしょうか。
あくね:
課題の良し悪しだけで評価がされているわけではないでしょうが、課題の出来栄えは当然サマクラの評価に入っていると思っています。現に、僕は、サマクラの課題の出来栄えに自信があった事務所については、殆ど内定をいただいています。
たこやき:
本当ですか!僕も課題の出来が良かった事務所から、内定の連絡をいただいたことがあるのでその通りかもしれません。
課題の出来のみに固執するのではなく、課題自体に興味を示し、主体的に取り組む姿勢も評価対象になりうる点にも注意したほうがよさそうです。
サマクラ参加時の注意点は?
たこやき:
その他の点で就活生に伝えたいサマクラの注意点はありますか?
あくね:
ネクタイ・ジャケットの着用が必要かはよく問題になりますが、サマクラの時期にはクールビズが実施されている事務所がほとんどですので、ネクタイ・ジャケットの着用は基本的に不要かと思います。
なお、クライアントとの会議に出席する場合などに必要になるので、ネクタイとジャケットは忘れずに持参しましょう。
たこやき:
確かに、サマクラ初日はネクタイを着用される学生が多いですが正直不要ですよね。
また、名刺についても不要だと思います。
弁護士の先生方が学生の名刺を見て連絡をすることはないと思いますし、正直あまり意味がないのではないでしょうか。
先生にお酒を注ぐことやテーブルマナーなど、飲み会における所作についてもよほど自信のない方を除き気にしすぎないほうがいいように思います。
あくね:
そうですね、あくまでサマクラは自分の勉強など優秀さ以外の内面部分をアピールする場だと考えています。形式面や課題の出来不出来に固執しすぎず、積極的にプログラムに取り組み、先生方とのコミュニケーションをとるようにすることが大事だと思います。
最後に
以上、サマクラで高評価を得る秘訣についての対談でした。
「サマクラでは参加者の〇〇を知りたいと思っている」
「自分が参加したときは〇〇を意識した」
「○○が重視されているように思う」
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