こんにちは!編集部のあくねです!今回は東大ロー出身の友達から聞いた話をもとに、東大ローと京大ローの違いについて紹介していきたいと思います!
ロー入試について
まずロー入試についてです。
東大は問題量が多く処理スピードが求められる点、京大は一部科目の出題内容に特徴があると思いました。
東大のロー入試はタイトな時間制限の中で事例の論述問題に取り組む形式になっており、予備試験の論文試験に似た印象を抱きました。
一方で京大のロー入試では商法で大問1つが商法総則や手形小切手法が出題されたり、刑事訴訟法や民事訴訟法では学術的な一行問題が出題されたりと、特有の対策が必要な科目があるのが特徴的です。
内部生と外部生の割合について
次に内部生と外部生の割合について、東大が京大と比べてより外部生の割合が多いようです!
京大が内部からそのままローに進学する人の割合が全体の5割程度(年によって上下あり)なのに対して東大は2~3割しかおらず多くの人が他大学から進学してくるそうです。
その分ロースクールには進学せずに学部生の時に予備試験合格を目指して勉強している人の割合が東大は多いようですね!
授業の内容について
次に授業の内容についてです。
僕も最初に聞いたときはここが一番びっくりしたのですが、東大ローでは必修の科目にも実務的な内容の科目(M&Aなど)がたくさんあるそうです。
そのため必修の科目の授業ノートだけでは司法試験の対策にはならないものがほとんどで、東大ローの学生は司法試験対策については自学自習で補う部分が大きいのだとか。
一方で京大ローは以前僕が書いた記事でも触れましたが、必修科目の授業ノートはほとんどそのまま司法試験の勉強に利用できます。
選択科目で弁護士の先生から裁判官、検察官の方が非常勤講師として実務のことを教えてくれる科目が豊富なのは東大京大で共通しているように思いました!
就活と在学中の予備試験の受験について
最後は在学中の就活と予備試験の受験についてです。
ロー在学中のサマークラークへの参加、予備試験の受験いずれについても東大の方がかなり積極的であるように話を聞いていて感じました。
東大ではクラスの中でとりあえずサマークラークへの応募も、予備試験の受験についてもチャレンジしてみようという雰囲気があるみたいです。
その関係もあってか、在学中に予備試験に合格してローを中退する人の数が東大は京大よりもかなり多いようです。
京大は僕の個人的な感覚ですが、まずはローの授業をしっかりこなして在学中は司法試験合格に向けて勉強をして就活は試験後から、という考え方の人が東大と比べると多いように感じました。
最後に
いかがでしたでしょうか?僕自身対談していてお互いのロースクールの特徴が様々な観点から出てきて非常に興味深かったです。
それぞれに違った魅力があると思うので、これからロースクール進学を考えている人は是非参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。