弁護修習の内容・受けた感想について

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こんにちは!編集部のあくねです。

74期司法修習の分野別修習の第1クールもちょうど半分が過ぎました。今日は、僕が今受けている弁護修習の様子についてご紹介していきます!

目次

修習内容は配属先の事務所によってさまざま

修習生はそれぞれ割り振られた指導担当の弁護士の先生の事務所で勤務します。

修習内容がどのようなものになるのかは、指導担当の先生次第です。

どのような案件に関われるかは、元々配属先の事務所がどのような分野の事件をメインで扱っているか、また配属された時期にどのような案件が動いているかによって内容は大きく異なってきます。

刑事の案件が動いていれば接見に同行することもできますし、タイミングが合えば執行の現場に立ち会うこともできます。

先生の出張に泊まりで同行して地方まで行く経験が出来たという人も聞きました。

出勤時間と退勤時間の決まりも配属先によってまちまちで、人によっては残業などで帰る時間が遅くなることもあるみたいです。

74期の修習生は新型コロナの関係で、事務所まで出勤するか在宅で働くかについても指導担当の先生の方針に委ねられているようで、僕は毎日出勤していますが、同じ班の人の中には週1、2回しか出勤せず後は在宅で修習しているという人もいました。

弁護修習では、各弁護士会の合同プログラムが組まれている

また、弁護修習のクールには、各弁護士会の合同プログラムが組まれています(僕の所属弁護士会では民事刑事合わせて6日間あります)。

その合同講義の内容もまた配属の弁護士会によってそれぞれで、合同講義を受けたり模擬裁判などの実践的なグループ演習を行ったりします。

弁護修習中は配属先の弁護士事務所がバラバラなので基本的には同じ班の修習生と普段顔を合わせることがありませんが、この合同プログラムのときには同じ場所で修習を受けることになります(74期の第一クールのこの時期に関しては緊急事態宣言下なので全てオンライン実施となっています)。

修習を受けた感想

配属先の事務所で1ヵ月間修習を受けてみた感想としては、やっぱり試験勉強と実務の頭の使い方の違いをよく実感します。

僕の配属先の事務所では相続が絡む案件も多くやっているので、司法試験の時に短答対策で機械的にしか頭に入れていなかった相続法などは単純に知識として定着していないと感じることは多いです。

また当たり前ですが、試験では全て与えられた事実関係の中で検討すればよかったところ実務における生の案件ではまず証拠収集を通じて事実関係を明らかにしていかなければならないところは難しいながら一番面白いなと感じています。

そして学生の頃の法律事務所のインターンの期間は最長でも1週間程度であるところ、弁護修習では同じ事務所に連続で約2ヶ月間勤務できるため、所属している先生方が抱えている案件の進行具合をリアルタイムで長期間見られるというのも就職前のこの時期ではとても貴重なことだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?75期以降予定の方にとって少しでも修習の生活のイメージがつくものであれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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