家裁修習の内容と注意点について

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こんにちは!司法修習には民事裁判、刑事裁判、弁護、検察の修習に加え、家裁修習のクールもあるということをご存知でしょうか?

離婚や遺産分割の調停、少年事件などを扱う家庭裁判所における修習の内容について本日はまとめてみたいと思います!

目次

家裁修習の内容

家裁修習は一週間にわたって行われる短い修習で、刑事裁判修習、民事裁判修習のいずれかの最後の一週間で行われます。

初日に家庭裁判所で行われる業務の説明が行われて、2.3日目に家事部、4.5日目に少年部に割り振られそれぞれの具体的な業務を見学することができます。

具体的には事前に記録を検討し、審判手続きを傍聴させていただくことができます。また、空いた時間に検討する用に過去の判例や文献を用意してくださいました。

家裁修習の醍醐味

家裁修習は、短期間ですが将来実務に出てからも関わることの多い家事事件や少年事件の手続きの大まかな流れを掴む上で非常に有意義です。

また、家裁調査官の方と実務的な意見交換を行うことができる貴重な機会ですので。機会は少ないですが積極的に質問などを行うと良いでしょう。

家裁修習の注意点

僕が配属された家庭裁判所は、特にコロナの影響で少年事件が減少傾向にあり、1件しか期日を傍聴できなかった関係でめちゃくちゃ暇でした。

裁判修習のように裁判官室に自室があるわけではなく、大教室で修習生が待機している関係で裁判官の方からの監視の目もないため、自発的に記録を読んでいる方から、居眠りをしている方まで様々だったのが印象的でした(笑)

案件の多さは裁判所により異なるでしょうが、ある程度手があくことも考えられるため、家裁修習に役立つ書籍などを持参するのもいいのかなと感じました。

まとめ

以上家裁修習の内容や注意点をまとめました。裁判、弁護、検察修習に比べると短い期間ではありますが、将来実務家になる上で重要な手続きを学ぶ機会なので積極的に取り組むことをオススメします。

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