法律事務所の中でも、特に弁護士数の多い事務所5つは総称して「五大法律事務所」と呼ばれています。
五大法律事務所とは?
「西村あさひ法律事務所」「アンダーソン・毛利・友常法律事務所」「森・濱田松本法律事務所」「長島・大野・常松法律事務所」「TMI総合法律事務所」
を指します。
これら法律事務所は、日本の大手法律事務所国内外問わず幅広く業務を行っており、多忙ではありますがやりがいも多いとされています。また、新人弁護士でも初年度から一千万越えプレイヤーになれるとも言われており、法曹志望者にも人気です!
そんな五大法律事務所には、どういった学歴の人が在籍されているのでしょうか?
今回は、「アンダーソン・毛利・友常法律事務所」のアソシエイトの学歴(※)について調べてみました!
(※アソシエイトについては、日本国内の事務所に在籍されており、日本の大学・大学院を卒業された方を対象としています。)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所について
1950年代初頭より、日本における本格的国際法律事務所の草分けとして、常に第一線で活躍してきたアンダーソン・毛利法律事務所と、グローバルな証券発行等の国際金融取引やクロスボーダーの投資案件の分野において特に多くの実績を積んできた友常木村法律事務所、および、国際倒産・事業再生分野や危機管理部門において豊富な経験を有し、これを米国の大手法律事務所との外国法共同事業を通じて展開してきたビンガム・坂井・三村・相澤法律事務所(外国法共同事業)が合併・統合して誕生した、総合法律事務所である。
合併・統合による得意分野の相乗効果と一層の規模の拡大により、一層幅広く質の高いリーガルサービスを機動的に提供し、多種多様な依頼者が直面するあらゆる法律問題や複雑な分野横断的案件に対して、迅速かつ的確に対応している。現在、M&A、ファイナンス、キャピタル・マーケッツ、事業再生・倒産、訴訟・仲裁をはじめ、企業活動に関連するほぼすべての専門分野に、豊富な実績を有するバイリンガルの弁護士が数多く所属している。
当事務所は、今後ともわが国を代表する総合法律事務所として、国際・国内企業法務の分野において、依頼者のニーズに的確に応える総合的なリーガルサービスを提供していく。
所在地
東京オフィス
東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング20階
大阪オフィス
大阪府大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪タワーB24階
名古屋オフィス
愛知県名古屋市中村区名駅4-7-1 ミッドランドスクエア13階
出身大学
東京大学 | 127名 | 約35% |
慶應義塾大学 | 70名 | 約19% |
早稲田大学 | 30名 | 約8% |
京都大学 | 26名 | 約7% |
中央大学 | 14名 | 約4% |
一橋大学 | 13名 | 約4% |
その他(各10名以下の大学) | 37名 | 北海道、千葉、同志社、創価、神戸、大阪、東工大、北九州、ICU、上智、名古屋、東北、岡山、九州、大阪市立など |
出身大学院
東京大学法科大学院 | 113名 | 約47% |
京都大学法科大学院 | 27名 | 約11% |
慶應義塾大学法科大学院 | 25名 | 約10% |
一橋大学法科大学院 | 14名 | 約6% |
早稲田大学法科大学院 | 10名 | 約4% |
その他(各5名以下の大学院) | 14名 | 大阪市立、同志社、北海道、中央、筑波、名古屋、上智、東北、神戸など |
まとめ
大学別ランキングを見ると、やはり東大が多数を占めていることがわかりました。他方、理系大学からの採用もあり、法学経験者だけではなく幅広い知識を有する人材を獲得されている印象です。
大学院別ランキングを見るとこちらもやはり東大が圧倒的ですが、他方で筑波大学など、主に社会人を対象としたロースクールからの採用もあるのが印象的です。このデータからも、広い知見を持った人材の確保を目指されている印象です。