今回は五大(四大)法律事務所のサマークラークに参加した方にインタビューをし、BIG5のサマクラ実態に迫ります!
五大(四大)法律事務所とは?
「西村あさひ法律事務所」「アンダーソン・毛利・友常法律事務所」「森・濱田松本法律事務所」「長島・大野・常松法律事務所」「TMI総合法律事務所」
を指します。
基本情報
四日間に渡り参加し、日当は1万円(交通費支給)でした。参加した事務所の採用フローとしては、おおまかにサマクラ参加→ディナー(ケア飯?)とのことでした。
業務内容
五大(四大)法律事務所のサマクラはどのようなものなのでしょうか。Xさんが実際に体験したプログラムごとに見ていきましょう!
開会式
他の五大(四大)事務所との比較を交えながら、当該事務所ならではの特色の説明があった。業績や新人教育フロー等についての説明もあった。
担当P・Aとの交流
担当Pからは、実際の案件をもとにした課題を出してもらった。金商法など司法試験科目以外の法律の理解が必要となったが、事前知識が必要というわけではなさそうだった。コンメンタール等を参考にしつつ、4日間かけて自席と図書室とを往復しながら取り組んだ。
最終日には、考えてきた内容をもとに担当Pと議論するという形式で課題講評があった。
担当Aは逐一様子を気にかけてくれつつ、興味分野をもとに個別面談をアレンジしてくれた。
若手Aとの座談会
若手Aに何でも質問できる。事務所選びの軸、労働時間、報酬等。よくあるネガキャン、噂についても質問できるし、不安を払拭するような回答が返ってくる。
若手Pとの座談会
10年後、どのように仕事をするのかをイメージできる貴重な機会。Pになるまでの道のりを聞ける。
模擬会議
即日で出題。一定の準備時間が与えられ、それをもとにサマクラ生同士で会議をする。
司会は(おそらく)採用担当Pが行う。準備時間が少ないが故の緊張感や、周りのサマクラ生のレベルの高さに圧倒されることもあり、結構しんどい。
各種講義
様々な分野のエキスパートである各Pから、当該分野についての特色や醍醐味を聞く。少人数の面談形式。
食事
ランチ・ディナー共に高級。正直、お金をもらってこんなに美味しい思いをして良いのだろうか…。
閉会式
一人ずつ感想を言う場がある。
Xさんの生の声がとても参考になりますね。
五大法律事務所なだけあって、サマクラの選考も厳しく、その参加者のレベルが高いことから、ヒリヒリする場面も多かったとのことでした。
ただ、四大の内部に入る貴重な機会かつ、有給で美味しいご飯付き、採用選考も兼ねているサマクラに参加しない理由はないかもしれません。
サマクラに参加して得られたもの・要望
今回のサマクラに参加してどのようなものが得られたと感じますか?
また、当該事務所のサマクラについてもっとこうして欲しかった等要望はありましたか?
自由な時間が比較的たくさんあり、課題に取り組むこともでき、担当Aに相談して面談を設定してもらうことも可能でした。
この状況下で主体性を発揮することが求められました。
弁護士として主体性を持って働くことの大切さを実感し、また、課題の評価を受けながら、担当Pと議論する機会を通じて、実際の仕事の進め方を体験しました。
チームで協力して仕事をする企業法務の魅力を感じましたし、事務所に特別な要望はありません。
大満足の経験でした!
サマクラ全体の感想
今回の五大(四大)のサマクラ全体についての感想はいかがですか?
サマクラのプログラム形式や、先生からの話を聞いて、事務所の持つ個性を存分に感じ取ることができました。
五大事務所それぞれにカラーがあり、それを噂だけで判断してしまうのはもったいないので、実際に自分の目で見て確かめる価値があるように思います。
少しでも興味があるなら、美味しいごはんが主目的でもいいからエントリーすべし!
まとめ
いかがでしたでしょうか。五大(四大)法律事務所にエントリーシートを出すことは少し躊躇われることかもしれません。しかし上記のように、多くのメリットがあります。五大(四大)に興味がある方は是非エントリーして見てください!