司法試験・予備試験の予備校や通信講座はいくつかありますが、どの予備校を選ぶか迷う方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、予備校・通信講座を費用・実績・特徴の3点で比較します。予備校の選び方や、おすすめの予備校を目的別にご紹介しているので、併せてご参考ください。
司法試験・予備試験の予備校・通信講座7つを比較
伊藤塾
初学者向け講座費用(司法試験入門講座 司法試験コース)
- ・本科生+リーガルトレーニング 1,260,100~1,229,900円
- ・本科生 1,114,800〜1,114,900円
実績
2020年度予備試験合格者数442名中360名が伊藤塾生(大きい)
特徴
- ・圧倒的な合格実績
- ・利用者が多く、伊藤塾答案が受験生のスタンダードに
- ・答練など、基礎講座受講後のプランも充実
- ・添削の質に課題あり
▶︎伊藤塾
アガルート
初学者向け講座費用(【2022年合格目標】予備試験1年合格カリキュラム)
- ・オプション無し 932,800円
- ・マネジメントオプション(通信) 1,845,800円
- ・マネジメントオプション(対面指導) 1,922,800円
実績
2020年度 司法試験合格者1450名中650名がアガルート生
特徴
- ・講師自作のフルカラーテキストに定評あり
- ・短期合格を目指す諸学者から人気が高い
- ・対面指導は、答案作成法も含めきめ細やかなサポートに定評あり
- ・オプション付きの講座は比較的費用が高い
▶︎アガルート
資格スクエア
初学者向け講座費用(7期セットプラン)
- ・逆算プラン 877,800円
- ・独学プラン 547,800円
実績
予備試験で累計200名以上の合格者
特徴
- ・価格設定が広く、自分に合ったプランを選択可能
- ・オンラインでの講義が充実
- ・音声ダウンロードは有料
▶︎資格スクエア
bexa
初学者向け講座費用
単科講座の販売がメインのため、受講者により費用は様々
実績
2019年司法試験合格者のうち、3人に1人がbexaを利用
特徴
- ・単科講座が豊富で、弱点ごとに対策ができる
- ・価格が安い
- ・ラインナップが中・上級者向けのものが多い
▶︎bexa
LEC 東京リーガルマインド オンラインショップ
初学者向け講座費用(予備試験・法科大学院共通1.5年合格コース)
通信DVD 自宅受験 1,102,870円
実績
1993年〜2017年 入門講座出身司法試験合格者数 5094名
特徴
- ・講座の種類が多く、選択しやすい
- ・校舎が多く通学に向いている
- ・近年の合格実績が不明
studying
初学者向け講座費用(予備試験合格コース)
- ・総合 142,780円
- ・基礎 90,750円
実績
特に記載なし
特徴
- ・圧倒的な低コスト
- ・スライド形式で隙間時間に勉強できる
- ・講義時間が短く独学に近い勉強が必要
▶︎studying
辰巳法律研究所
初学者向け講座費用(予備試験・上位LS併願スタンダードスキーム)
- ・Web 835,300円
- ・Web+DVD 911,700円
実績
特に記載なし
特徴
- ・添削の質が高い(伊藤塾利用者も添削のみ利用することが多いほど)
- ・テキスト・書籍の質が高い
- ・初心者入門講座の利用者は少なめ
▶︎辰巳法律研究所
司法試験・予備試験の予備校・通信講座の選び方
予備校や通信講座を選ぶ基準は、主に3点あります。
1.(初学者向け)講義の質・サポートの充実度で選ぶ
初学者向け講座は価格も高いので、後悔しない質の高いものを選びたいところです。
講義の質で選ぶなら圧倒的な合格実績を誇る伊藤塾がおすすめです。
サポートの充実度で言えば、費用こそかかるもののアガルートのマネジメントオプション付きの講座が満足度が高いです。
2.(初学者向け)価格で選ぶ
初学者向け講座はどこも高価で、予備校ごとの値段の差も大きいです。
そこで、価格の安さと講義の満足度のバランスの観点では、資格スクエアがおすすめです。
3.(中・上級者向け)弱点に合わせて補強する
初学者向けの講座の受講を終えた人は、弱点補強に向けた講座をフレキシブルに受講できる予備校を選びましょう。
具体的には、答練講座を受講するなら辰巳法律研究所、単科講座で弱点補強がしたいならbexaがおすすめです。
まとめ
以上、費用・実績などの観点から、予備校の比較を行ってきました。
ご紹介した通り、予備校ごとに値段設定やサービスの内容は多岐にわたっています。
各予備校の体験講義なども利用しつつ、読者の方々が後悔のない予備校選びを行い、司法試験合格を勝ち取ることを心からお祈りしています。