甲は男性。A甲は女性Vにバイクで近づきVが持っていたバッグを一瞬でひったくりました。

Vはけがをしませんでした。この場合、甲には何罪が成立しますか？

強盗罪の構成要件は何ですか？

本件で問題になるのはどの構成要件ですか？

甲の行為が暴行又は脅迫に当たるかについて、説明してください。

本当にそうですか？

今回は、甲は一瞬でバッグをとったのですが。

そうですね。

以降は窃盗罪が成立することを前提に問題を考えてください。事案を変えます。

甲はVのバッグの中にある現金を奪うことが目的でバグを奪い取った後は現金以外のものを全て捨てました。

このとき、窃盗罪の構成要件のうち何が問題になりますか？

不法領得の意思の説明をしてください。

今回は現金以外のものについて不法領得の意思は認められますか？

では、甲がバッグをとってバッグの中に現金が入っておらずバッグをそのまま捨てた場合にはどうなりますか？

そうですね。

あなたの考え方に立つと何も犯罪は成立しませんね。ここからは刑事訴訟法の問題です。

甲は窃盗罪の被疑事実で逮捕され、勾留されました。

そして、検察官は勾留後10日間で甲を起訴するための証拠を収集できませんでした。

検察官としては何をすべきですか？

では、勾留延長の「やむをえない理由」はどのように判断されますか？

そもそも勾留はなぜするものですか？

つまり、必要性とか緊急性が判断要素になるということですよね？

では、勾留延長の決定がされた場合に弁護人としては何をするべきですか？

では、3日間の勾留延長決定がなされたとして、検察官は何をするべきですか？

では、事案を進めます。

甲はその後、窃盗罪で起訴されました。冒頭手続きを終え、証拠調べ手続に入りました。

このとき、Vが甲を重く処罰してほしい旨述べた書面が提出されました。このとき裁判所は何に気を付けるべきですか？

そうですね。証拠の必要性を考えることになるよね。

では、示談金を支払った旨の書面等の証拠は裁判所は採用すべきですか？

つまり情状に係るから採用するということですね。

では、次に法曹倫理の問題です。あなたが弁護士Pであるとします。Pは甲の国選弁護を引き受けることになりました。

このときPは甲から報酬として金銭を受け取りました。このPの行動の問題点は？

では、Pが国選弁護人に選任された後、甲から甲の債務整理を頼まれました。

そして、Pは甲から事前に報酬を受け取り債務整理を行いました。このときのPの行動の問題点は？

ここは難しい問題だからあとでよく考えてみてください。それでは、これで試験を終わります。